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アメリカ生活 遠足に行ったら、想像の斜め上を突き抜けていた話

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うさエプ
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皆さんこんにちは、うさエプです!

今日は、アメリカでの「遠足(Field Trip)」についてお話しします。 「遠足」って聞くと、お弁当を持って公園で遊ぶ楽しいイメージを思い浮かべますよね?でも、ここアメリカでの遠足は、私の日本の常識が音を立てて崩れていく、まさに「想像の斜め上」を突き抜ける体験でした……。

何がそんなに衝撃だったのか、当日のドタバタを詳しく実況しちゃいます!

1.恐怖の15分!スクールバスは「動くサバイバル会場」

まず、移動からして「事件」でした。 おなじみの黄色いスクールバス。映画で見るアレに乗れる!と最初は少しワクワクしていたんです。でも、乗り込んだ瞬間に悟りました。

「これ、日本のバスと一緒にしちゃダメなやつだ……」

まず、座席の狭さが異常なんです。横幅が、ちょっとデカいノートパソコンと同じくらいしかない(笑)。そこに2人で座るから、通路側に座った私の体は、なんと2/3くらいが通路にはみ出している状態。「座ってる」というより「お尻の角が乗ってる」だけなんです。

さらに追い打ちをかけるのが、アメリカンでワイルドすぎる運転! 日本みたいに丁寧な減速なんてありません。カーブを曲がるたびに遠心力で体がグワァッ!と通路側に放り出されそうになるんです。

シートベルトなんて概念はないので、通路にはみ出している方の足を、文字通り「命綱」にして床に突き立て、必死に踏ん張ってバランスを取るしかありません。 「ここで力を抜いたら通路に転がる…!」という緊張感。

周りを見れば、そんな状況でもお構いなしにギャーギャー騒ぎ、普通に立ち上がっている子もいて、車内はまさにカオス。日本のおしとやかな女の子なら、目的地に着く前に確実に酔ってダウンしちゃうレベルの激しさです。 目的地までのたった15分間、私は遠足の本番前に、ひたすら「足の踏ん張り」という名の超ハードな筋トレ修行を終えた気分でした。

2.遠足なのに「時間割」!?1800年代へタイムスリップ

必死の思いで到着したのは「アウトドアセンター」。 ここでは1800年代の暮らしを学ぶということで、なんと普通に「1時間目、2時間目……」と授業のような時間割が決まっていました。

  • 【1時間目:動物のヒミツと足跡探し】 最初は室内で動物の生態についてのお勉強。先生の熱い解説をじっくり聞いたあと、外へ出て「動物の足跡探し」に挑戦しました。このあたりはまだ、平和な「遠足」って感じだったのですが……。
  • 【2時間目:開拓時代の工作2本立て】 ここからがハード!缶バッジの土台(針がついてない板状のもの)に、道具を使って穴を開けていく作業。これは当時のランタンのようなものを作る工程なんだとか。さらに、同じ時間内に「伝統的なろうそく作り」も同時進行! 「えっ、両方やるの!?」と焦りつつも、必死に手を動かしました。
  • 【3時間目:1800年代の授業体験と超特急のロープ作り】 またまた先生がチェンジ。今度の先生も優しかったのですが、とにかく説明が丁寧で、気づけば授業の3分の2が解説で終了(笑)。「作る時間があんまりない!」と焦りながらも、そこから一気に集中して、なんと最終的にロープを2個も作り上げました。本物の「石板(スレート)」に文字を書く体験もあり、当時の生活の大変さをギュッと凝縮して学んだ時間でした。3時間目:1800年代の授業体験と超特急のロープ作り

1時間目:動物のヒミツと足跡探し

最初の担当は、動物愛があふれすぎて止まらない情熱的な先生。まずは室内で、ミシガンに住む野生動物たちの生態についてじっくり学びました。「この毛皮は何の動物だと思う?」といったクイズを交えた先生の解説はとにかく熱く、気づけばみんな前のめり。

知識をたっぷり詰め込んだ後は、いよいよフィールドへ!向かったのは、広大なコーン畑でした。でも、そこにあるのは美味しそうなトウモロコシ……ではなく、収穫が終わってカラカラに乾いた「茎だけ」がどこまでも続く、ちょっとシュールな光景。地面には食べられた後なのか、コーンの芯があちこちに転がっています。 しかも、足元は泥がいっぱい! ズボズボと足を取られそうになりながら、みんなで目を皿のようにして「動物の足跡」を探しました。泥のおかげで、鹿の足跡はくっきりと残っていてたくさん見つけることができましたが、残念ながら期待していた「うさぎ」の姿も足跡も見当たらず……。それでも、泥だらけになりながらコーンの残骸の中を突き進むのは、まさに「アウトドア・サバイバル」という感じで、平和なはずの遠足が徐々にワイルドになっていく予感がしました。

2時間目:開拓時代の工作2本立て

ここで1回目の先生チェンジ。ここから一気に「開拓時代のサバイバル感」が増してきました。 案内された作業場では、なんと2つの工作を同時にこなさなければならないという超過酷なミッションが待っていたんです! まずは「ランタン作り」。缶バッジのような金属の土台を使い、専用の道具で穴を開けていく作業。そして、その隣で同時進行したのが「伝統的なキャンドル作り」です。

これが想像以上にストイック!用意されたのは、熱々に溶けたハニーワックス(蜜蝋)と、びっくりするほど冷たい水。紐の先に重りをつけて、まずはワックスに1秒だけチャポン。すぐに引き上げて冷水へ!この「1秒ワックス→冷水」という工程を、キャンドルの太さが出るまで延々と繰り返します。 「普通、キャンドルってお店で売ってるみたいにシュッと長くて丸い形でしょ?」と思って挑んだのですが、現実は甘くありませんでした。自作の限界か、出来上がったのは「全然予想してなかった形」(笑)。ボコボコしてたり、ちょっと曲がってたり……。でも、ハチミツのような甘い香りが漂うその不思議な物体を見て、「1800年代の人はこうやって明かりを作ってたんだな」と、指先の疲れとともに実感しました。

ランチタイム:掟は「すべてを捨て去ること

工作を終えてお腹はペコペコ。でも、ここでアメリカの「鉄の掟」が立ちはだかります。 それは、「ランチに関わるものはすべて、その場で捨てられるもの(Disposable)にすること」

日本ならお気に入りのお弁当箱を持っていくのが当たり前ですが、アメリカの遠足ランチの正解は**「茶色の紙袋(Brown Bag)」。中身を食べ終わったら、袋ごとゴミ箱に「ポイッ」と捨てて、帰りは手ぶらで帰るのがルールなんです。 クラスメイトがジップロックに入ったサンドイッチと丸ごとのリンゴをワイルドに頬張る中、私は日本スーパーで調達した「焼きそば」と「コロッケ」という、最強の布陣で挑みました! もちろん容器は使い捨て。でも、蓋を開けた瞬間に漂うソースの香りは、完全にカフェテリアの空気を支配していました(笑)。「何その黒いパスタ?」という視線を浴びながら、アイデンティティを噛み締め、最後は容器ごとゴミ箱へダイレクトイン。この潔さ、まさにアメリカン・スタイルです。

3時間目:1800年代のガチ授業と、超特急のロープ作り

お腹が満たされた後は、3人目の先生が登場。案内されたのは、当時の面影をそのまま残したような小さな教室。先生はとても穏やかで優しい方でしたが、体験内容は驚くほど本格的でした。 まずは、ノートの代わりに本物の「石板(スレート)」と「石筆」が配られます。鉛筆も消しゴムもない時代。石板に石筆を走らせると「カツカツ、キィー」と独特の音が響き、書き間違えたら指でゴシゴシ消す……。現代のタブレット学習とは正反対の、不便だけど重みのある「学び」に、クラス全員が静まり返って没頭しました。

ただ、この先生、とにかく解説が丁寧で長い(笑)! 当時の生活がいかに大変だったかというお話に引き込まれているうちに、授業時間の3分の2が経過。ようやく最後の課題「ロープ作り」に辿り着いた時には、もう残り時間がわずかでした。 専用の道具をぐるぐる回して紐を縒り合わせるのですが、そこからはまさに戦い。「急げ、急げ!」と全員が超特急モードで作業しました。そんなバタバタな状況でしたが、私は極限の集中力を発揮して、なんと目標以上のロープ2個を無事に完成!終わった頃には、1800年代の開拓者の苦労(と時間のなさ)が身に染みて分かりました。

まとめ:常識の向こう側に見えたもの

泥だらけのコーン畑、ハニーワックスとの格闘、ソースの香りが漂う使い捨てランチ、そして先生の丁寧な解説からの超特急ロープ作り。 ミシガンの遠足は、日本の「丁寧な遠足」の常識を、木っ端微塵に打ち砕いてくれるワイルドな体験の連続でした。

心地よい疲れと、短時間で必死に作り上げたロープ2個の達成感を胸に、帰りのスクールバスへ。 学校までは片道わずか15分という短距離でしたが、それでも油断は禁物です。アメリカのスクールバス特有の「お尻のちょうどいいところに角が刺さる」謎設計。そのわずか15分の間に、お尻の限界に挑むサバイバルが繰り広げられたのでした……。

でも、あの茶色い紙袋の世界の中で食べた焼きそばとコロッケは、私のアイデンティティを保つ最後の砦だった気がします。

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次に遠足がある時は、私も迷わず一番安い紙袋を買いに走り……  いや、やっぱり次も日本スーパーに寄ってから行こうかな!

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アメリカのリアルを伝える小学生ブロガー「うさエプ」です。自由な学校や驚きの日常を「生の声」で発信中!自分が主役になれるアメリカの魅力を日本のみんなに届けます。
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